ソファー ポケットコイルタイプのクッションを修理しましたーその1

DIY

ソファー ポケットコイルタイプのクッションを修理

とらパパの家では、小学生の子供二人がよく、かなりの頻度で鬼ごっこらしきことをしています。リビングのテーブルの周りをまわり、ダイニングのテーブルの周りをまわり、ソファーの上を走り・・・を毎日。よくソファーでぴょんぴょんしているし。

そんなこんなでソファーの座面のクッションがおかしなことになりました。

座ってみると、バネ(スピリング)が飛び出ているのをお尻で感じ痛いし、クッションが沈みこみすぎてしまいます。明らかにおかしい症状が出ています。

ポケットコイル式の座面は飛び跳ねたりすると、ポケットコイルのスプリングが中の袋を破って出てきてしまい、このような症状をおこします。ポケットコイル式のクッションや、マットレスの故障の原因は大体これが原因みたいです。

ソファーに座るのもままならなくなったので、修理するか、買い替えるか。この2択。

修理して失敗すれば捨てればいいので、とりあえず修理してみることにしました。

やれそうなことはやってみよう!!です。

クッションの修理の工程

1、クッションのカバーを外す

クッションのカバーを外して中のクッションを取り出します。

とらパパの家のクッションは、さらに黒い不織布の袋に包まれていました。

2、不織布のカバーを外す

不織布のカバーも外さないと修理出来ないので、このカバーも外します。

このカバーは両側を接着剤で頑丈に封してあったので、接着剤で着けてあるところを剝がします。不織布破れましたが、気にしない!!

中にはウレタンに包まれたクッションが出てきました。

ウレタンの底の部分が見事に破れて、バネがある部分全域が四角く破れています。

子供が飛び跳ねた力がかかり、底面のウレタンが破れて、下に抜けたのでしょう。

これが、座ったときに沈みすぎてしまう原因でした。

3、ウレタンの中に入っているポケットコイルの状況を確認する

底のウレタンがきれいに破けているので、そこを開けて、中のポケットコイルを取り出します。

ポケットコイルはほとんどのものが、袋を突き破り、横のコイルと絡み合っているものまである状態。とてもひどい状態です。

飛び出ているところだけ直そうかと考えていましたが、とてもそんな状態ではなく、全部のポケットコイルを作り直す必要アリです。

今回のクッションは8個ポケットコイルが連なったものが8列。計64固のポケットコイルが入っていました。

4、ポケットコイルをそれぞれの袋からすべて取り出す

全部のポケットコイルの袋を作り直して、コイルを入れ直すので、まずはコイルを全部抜き取ります。

周りの不織布に絡まったりしているのもあったりして、全部コイルを取り出すのは結構大変な作業でした。

取り出す時に、袋を突き破ってないコイルの袋をとっておき、次に袋を作るときの見本とします。1個だけ、何とかゲットできました。

5、ポケットコイルを入れるための袋を作成する

元々コイルが入っていた袋の素材は厚めの不織布でした。

厚手の不織布を探したのですが、適度なものが見つからず、最初は100均で園芸用の薄い不織布を2枚重ねにして代用することにしました。しかし、100均の薄い不織布ではすぐに破れてしまい、再度修理する結果となりました。2回目は「amazon」で厚めの不織布を発見したので、そちらを使っています。不織布の耐久性重要です。

ソファーのポケットコイルクッションの再修理をしました
一度修理したポケットコイルのクッションの再修理をしました。コイルが再度飛び出してしまいました。前回は部分補修だったのと、園芸用の不織布を使ったことが失敗でした。今回は耐久性の高い不織布で全部の袋を作成し直しました。今度は長く持ってほしいですね
ポケットコイルソファーのクッション修理
ポケットコイルソファーのクッションの形が崩れてきたので修理しました。今回はポケットコイル自体の損傷ではなく、ポケットコイル周りのウレタンシートが破れたことが、型崩れした主な原因でした、破れたところを切り取り、糸で縫い直して完成です。

今回使用しているのは下記のメーカーの不織布です。

今回ばらしたソファーのポケットコイルは1列袋が連なっているタイプだったので、1列分袋を作成して、そこにコイルを入れました。8個が1列になっていました。

袋の大きさは、コイルを取り出す時に取っておいた見本を参考にサイズと作り方を決めていきます。(左の写真が上手く取れました。サイズは高さ14cm、幅11cm、真ん中の重なっている部分が3cmでした)

 

必要な長さを測って、不織布を切ります。

半分に折って、端を合わせた側を2.5cmでマチ針で留め、マチ針で留めたところが真ん中に来るように折りなおします。

次に縫う幅のところにチャコペンで線を引いていきます。

 

 

袋はミシンで縫っていきます。

 

 

6、ポケットコイルを袋の中に入れる

5で作った袋の中にコイルを入れていきます。

袋の方が小さいので、強引に押し込んでいきましょう。ひとつづ押し込むのが結構大変です。これを64回やります!

 

 

 

 

 

8個コイルを入れるとこんな感じになります。

次に真ん中のコイルを入れたところをとじます。

最初はコイルを入れた後、真ん中のところを糸で閉じていたのですが、これが結構手間暇かかって大変だったので、2回目は木工用ボンドで留めることにしました。

木工用ボンドは不織布の場合はある程度乾かないとくっつかないみたいで、ボンドをつけた後、しばらく洗濯ばさみで留めていました。5分くらい留めておけば、完全には乾いてませんが、剝がれることはなかったので、そのあとは一晩そのまま放置しました。

1列8個のコイルを入れて、それを8列で一つのクッションができていました。

8列分作り直します。

今回はここまでです。

この先はソファーのポケットコイルでできた座面を修理しましたーその2に続きます。

ソファー ポケットコイルタイプのクッションを修理をしました。その2
ソファーのポケットコイルタイプのクッションが壊れてしまったので、修理しました。それぞれのポケットコイルを包んでいる袋が破れて中のコイルが露出して、隣のコイルと絡み合うことで座り心地が悪くなるため、コイルの袋を新たに作成しました。その1からの続き

自分で修理するのは面倒という方は、中のポケットコイルだけ売っているみたいなので、そちらを購入して交換してみてもいいのではないでしょうか?