黒いヌメ革を使ってスマホカバーを自作しました(レザークラフト)

DIY

黒いヌメ革使ってスマホカバーを自作しました

新しスマートホンを購入したので、スマホカバーを自作することにしました。

今回は[motorola edge 30 pro]を購入しました。

スマホケースが最初から付いているので、そちらを使用して、スマホのカバーを作成しました。

今までは、カバーを開けた時に、左側にカードポケットを一つ付けていたのですが、今回はそれもなしでシンプルな形での制作にしました。

今回、使用するのは、最近トートバック等を作っている、黒色のヌメ革(アンティーク仕上げ)です。こちらの革はとてもやわらかい革なので、スマホカバーにするにはそれだけではちょっと頼りない感じがするので、それを何とかしないといけません。

最初は芯を貼ろうかと思いましたが、革を2枚ボンドで貼り合わせるとそれなりの硬さを得られることが分かったので、ボンドで貼り合わせることにしました。

カバーのサイズを決める

今回のカバーは、縦16.5cm×横17cm の革で作成することにしました。

縦はスマホケースの大きさピッタリでいいのですが、横幅は開いて左側のポケットをどうするかによって変わってくると思います。カードポケットを何個つけるか、ポケットの中に何を入れるかで、膨らみ具合が変わるため、それによってどれくらい余裕を持つかを考えます。

今回は、カードポケットなしで大きなポケット一つなので、余裕はほぼなしで、カバーの横幅×2+厚み分にしました。

革を切りだす

カバー表になる革を切り出します、縦16.5cm×横17cm

ポケット部分縦16.5cm×横7cm以上

スマホケースを貼りつける土台となる部分 縦16.5cm×7.5cm

ベルト部分 幅2cm×5cmを2枚

今回はそれぞれ4辺を2~3mm大きめに切って、その後、ポケット等を貼ってから、余分なところを切り落として端を綺麗に切りそろえました。

組み立て

まず、ベルト部分を2枚、ボンドで貼り合わせます。今回はゴム糊を使用しました。


2枚とも床面にゴム糊を塗って、5分ほど乾かし、糊を縫った方を合わせてしっかり貼りつけます。ローラーで押さえるとしっかり張り付きます。

次に、スマホケース部分を貼りつけるところに、両方ともゴム糊を塗って、5分乾かして貼りつけます。この時、ベルトも一緒に挟むのを忘れないようにします。

この時、ベルトを貼りつける側の辺は、後で切りそろえることが難しいので、こちら側は先に切り揃えておきます。

次にポケット部分をボンドで貼りつけるのですが、先にスナップボタンを取り付けておかないと、ポケット取り付けた後だと、穴あけも困難なので、先に革ポンチで穴をあけ、スナップボタン凸部を取り付けます。

次に、ポケット部分を端だけ、ボンドで貼りつけます。

ボンドで貼りけが終わったら、端の余分な部分を切り落として、端を切りそろえます。

ボンドで貼り合わせてから端を切り落とした方が、コバが綺麗に仕上がります

そして、角を丸く落として、次に縫い目を菱目で開けます。

角を丸く落とす時は、角に丸いものを当てて、線を付けてそれに沿って落とします。

私は、一円硬貨を使って、角に線を引きます。

縫い目は外周をぐるっと1周開けます。ベルト部分は別で縫い目を開けます。

先にベルト部分を縫って、その後、本体部分を1周縫いました

ベルトに今度はスナップボタンの凹部を取り付けます。

スマホのケースを貼りつけるところにカメラ部分の穴を切り取ります。

カメラ部分を切り取るときに、スマホケースのカメラ穴よりも少し大きめに切り取ったほうがカメラを取るときにカバーが映り込むことを避けられます。特に広角にしたときに映り込む可能性があります

次に、側面にトコノールを付けて、ヘラで磨いていきます。もう一回トコノールを塗って断面を綺麗にします。

コバ磨き用のヘラやウッドスリッカーを使うと切れに磨けます



最後に、スマホケースを両面テープで貼りつけて完成です

今回は久しぶりにクラフト社の手縫いロウ引き糸を使用しました。

こちらの糸は蝋の付いている量が多いので、そのままではロウでべとべとになるため、とらパパは3~4回布なので、ロウを剥がして使用しています。


最後に

今回は、やわらかめの革を使ってスマホカバーを作成しました。ボンドで貼りつけてある程度の硬さは出せましたら、使ってみた感じでは、もう少し革自体が固い革の方が使い勝手がいい気がしました。

次はもう少し硬い革で作成したいと思います。

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