革を使って小型のカバンを自作しました(レザークラフト)

DIY

革を使って小型のカバンを自作しました(レザークラフト)

以前にゴルフ用の小型バックを制作しましたが、その時に子供から自分にもバックを作って欲しいと頼まれていたので、今回子供用の小型バックを制作しました。

以前のゴルフ用バックはカートの籠に載せやすいように、角型のバックにしましたが、どうやら女子は角型ではなくトートバック風の形の方がいいようなので、今回は要望にお応えして、小型トートバックを作成しました。

サイズはゴルフ用のバックと同じ大きさにしましたが、角型バックとトートバック風では同じ大きさにしても、横のマチ部分が内に入るのと、外に出っ張るのではバックの口が広くなる分、トートバック風の収納力が上がります。

バックのサイズは 横 22cm×縦 20cm×マチ 12cm(横幅は底の部分の横幅です) 持ち手 片側39cmをつけてあります。

牛ヌメ革を使って手提げバックを自作しました。【レザークラフト】
ヌメ革を使って手提げバッグを自作しました。ファスナーポケットを付けたインナーバッグも作成し取り付け。ゴルフ用にと思って作成しましたが、シンプルで使いやすいバッグが出来上がりました。サイズは横22cm、縦20cm、奥行12cm

1.型紙を作成する

型紙を制作します。

雑な下書きで申し訳ないですが、左のバックを作るのに、真ん中の型紙を制作して、その型紙から2枚の革を切り出します。一番右の物が持ち手の型紙の大きさです。

大体端から3mmの所に縫い穴を開けて縫っていきますが、今回は縫い代を考えないで制作しました。縫い代を考えないと5mm~1cm小さいバックになりますが、それほど影響ないので、今回は縫い代を考えてないです。

2.革を切る

1で作った型紙に合わせて革に線を引いて、革を切り取ります。

左右2枚を縫って合わせるので、本体部分2枚と取手部分2枚を切り取ります。

 

3.切り取った革に縫うための穴を開けていく

縫う部分の穴を開けていきます。

端から3mmの位置にステッチンググルーバーで線をつけて、その線にそって菱目で穴を開けます。今回使用したのは、5mm間隔の菱目を使用しました。

縫い合わせる革同士の穴がずれないように、慎重に位置を合わせて穴置開けていきます。

お勧めは、縫い合わせる革を左右に並べて、菱目で本格的に穴を開ける前に、菱目でうっすらと痕だけつけて、ずれがないか確認してからその痕に沿って穴を開けていくとずれにくいと思います。

以前にトートバックを作ったときに、何も考えず、穴を開けていったら、縫い合わせる左右で目が1個ずれてしまったことがあったので、先に痕だけつけるのはおすすめです.

 

ヘリを落として、コバを整える

ヘリ落としで本体部分の周りのヘリを落として、スポンジヤスリでコバを整え、トコノールを塗って、でコバをpプラスチックのヘラで少し磨きコバを仕上げました。

とりあえず毛羽立ってこないように整えただけなので、それほど気合を入れて磨いてはないです。

持ち手を作る

持ち手部分を作っていきます。

今回の持ち手芯は以前に使った残りがあったので、そちらを使いました。Φ10~12mm(詳しくわからず、円周測ったら35mm程度だったので、10mmか12mmだと思います)

円周35mmだったので、40mm幅に切った革を持ち手芯を挟んで縫っていきます。

端から3mmの所に菱目で縫い目を開けてあります。

カバンに取り付ける部分が40mm幅あると大きすぎる印象だったので、取り付け部の幅が30mmになるように端の両サイドを切り取りました。

持ち手の取り付け部の縫い目を開けておく

鞄の本体部分を縫い始める前に、持ち手を取り付ける縫い目も先に開けておきます。カバン部ができてから縫い目を開けるのは大変なので先に開けておきましょう。

今回は縫い目を開けるだけでなく、先に持ち手を取りつけました。

持ち手の取り付け位置ですが、取り行け位置を左右に少し広げると女性用のカバンぽくなるみたいです。(奥さんからの指摘)

以前に作ったゴルフ用バックよりも取り付け位置を少し広めにしました。

本体部分を縫っていく

本体部分は底となる部分から縫っていきます。

縫い目は開けてあるので、それに沿って縫っていけばいいんですが、先に取り付けた持ち手が結構邪魔になって、縫うのに苦労しました。取手を縫い付けるのはもう少し後でも良かったかもしれません。次回作るときはもう少し後で取り付けようと思います。

具体的に、どう邪魔だったのか?ですが、縫い目の重なりが少ないので、上手くレーシングポニーで固定することができず、持ち手の重みも加わって余計に革と革の重なりを上手く留めることができませんでした。

底の直線を縫ったら次は再度部分を縫っていきます。

こちらも持て手があることで縫うのに結構苦戦しました。持ち手の重みで革がぐにゃる。

片側のサイドを底の方から縫っていって、半分ぐらいで停めて、反対側も底の方から半分くらい縫いました。その後、それぞれ上まで縫っていきました。

片方だけ上まで全部縫ってしまうと、底の方を縫う時に反対側のサイドが邪魔になって縫いにくそうだったのでその手順で行いました。もっと大きいトートバックとかであれば腕を入れるのに上まで縫ってあっても気にならないかもしれませんが、バック自体が小さいので、今回はその手順で行っています。

サイドを縫い終わったら、最後に底とサイドを縫い合わせます。

これで一応バックは出来上がりました。

 

バックの裏地を作成する

革だけで作ったバックでもいいのですが、ちょっと可愛らしくするために、裏地を取り付けます。

今回はピンクの裏地用の布があったのでそちらを使います。

二つだけポケットも作成して取り付けました。

裏地はミシンを使って作成しました。

カバンに裏地を取り付ける

バックの口部分に1週縫うための穴を開けておいたので、それを使って縫っていきます。

縫っている途中で気づいたのですが、布地の方をしっかり引っ張りながら縫っていかないと布の方がちょとづつしわになって縫われていき、最後、革バックと裏地の長さが合わなくなってしまうので、注意が必要です。

  

最後に

思いつきで作ったにしては、結構いい仕上がりに満足しています。

持ち手の芯は今回はもう少し細いものでも良かったかなと思いました。

作りながら、反省点はいくつかあったので、次回バック作るときはそれらを注意して作っていきたいなと思いました。