牛ヌメ革を使って手提げバックを自作しました。
ゴルフのラウンド中にカートに載せておくバックをレザーを使って作ることにしました。
最近、ラウンドするときに、スマホやドリンク、タオルなどを入れる手提げバッグを持っている方をよく見かけるので、とらパパもバックを持ってみようかと思い、作ってみることにしました。
ナイロン製のバックはよく見かけるのですが、革製のバッグを持っている人は見かけたことないので、差別化としてはいいかも。でも、洗えないというのがちょっとネックかもしれません・・・。
バッグの形、大きさを決める
今回は手提げバックでそれほど大きくないものを作りたいと思っています。
ちょうど、奥様が普段持っている、手提げバックくらいかな?ということで、我が家の奥様の持っているバックの大きさを測ってみました。
横幅 22cm 高さ 20cm 奥行 12cm 持ち手 30cm
この大きさを参考に、バッグの大きさを決めました。
外側は革で作りますが、インナーバックを布で作ってみることにしました。インナーバックにファスナーポケットとスマホを入れれるポケットを付ける予定。(出来上がり完成図は上の写真参照・・・あまり絵心がないですが)
型紙を作る
バックの大きさと形を決めたので、今度は型紙を制作します
これが、布で作るインナーバックの型紙を作るために書いた下書きです。
ポケットの大きさや、ポケットに使う布の大きさも書いてあります。(水色で書いてあるものが、ポケット用に必要な布です。)
これを元に型紙を作っていきます。
これが、インナーバックの型紙ですね。これに合わせて布を切っていきます。
次に革バッグの部分の下書きです。これに合わせて型紙を作っていきます。
革部分の型紙の写真撮るの忘れてしまいましたが、この下書きから型紙を作成しました。
型紙を使って素材の切り出し
今回のインナーバックの布は裏地用として10年くらい前に購入した布です。だいぶ寝かしてありました。やっと日の目を見ました!
革部分も型紙に沿って切り取ります
切り出した素材を使ってバッグを作っていく
インナーバッグの制作
型紙を使って切り出した布地を使って、インナーバッグを作っていきます。
まずは、ポケットから作っていきます。
写真の左の布を半分に折って折ってないところを3方ミシンで縫います。この時、後でひっくり返すので、少しだけ間を開けておきます。(写真撮るの忘れました)
縫って裏返したら本体部分に縫い付けます。裏返した後、アイロンがけをすると、綺麗に伸びて取り付けやすいです。
3方向縫ってから、仕切りの線を縫います。
次にファスナーポケットを取り付けます。
ファスナーポケットの取り付け方はこちらを参考にさせていただきました。
![](https://i.ytimg.com/vi/UZIcJCrzCzs/maxresdefault.jpg)
まず、ポケットの位置を決めて本体部分とポケット部分をミシンで縫い付けます。白い枠の部分
ミシンで縫い付けたら、次に白枠の中の布地を写真のように切ります。この時、リッパーを使うと縫い目を切らずに上手く布を切れるみたいです。(上記のYouTube参照)
ポケット部分を全部裏側に回して四角く縫ったところを綺麗に形が出るようにアイロンがけします。
その後、ファスナーを取り付けします。
ファスナーの取付ができました。
この後、ポケット部分を半分に折って3方をミシンで縫います。
初めて、ファスナーポケット作りましたが、とてもうまく作れました。どうやってできているのか、ずっと疑問でしたが、上記のYouTubeが本当に参考になりました。是非、一度見てみてください。
ポケットは付け終わったので、今度は本体部分を袋状にします。
半分に折り重ねて両脇をミシンで縫って、その後、底部分を脇と縫い合わせます。そうすると、写真用に出来上がります
この後、上側の口部分を折り返してミシンで縫えばインナーバッグは出来上がりです。
革のバッグ部分の制作
まず最初に持ち手を作っていきます。同じものを2本作ります。
持ち手部分の裏側にボンドを付けて、2枚貼り合わせます。
貼り合わせて、乾いたら、次にステッチの穴を開ける用のガイド線を引いていきます。ガイド線は端から3mmのところに引きました。
ガイド線を引き終わったら、次にステッチ用の穴を菱目で開けていきます。今回は5mmの菱目を使用しています。
菱目で穴を開けたら、次に糸で縫っていきます。今回は以前に購入した、「六花 ポリ糸 0.5㎜ ウインターミスト色」を使用しました。糸でステッチいれるとだいぶ雰囲気変わりますね。
最後にヘリを落として、スポンジヤスリで磨き、そのあと、トコノールを塗布して終了です。万力で挟んである、下側の方がトコノール塗布後です。少し艶がでてるのわかりますかね?
次に、持ち手を取り付ける穴を開けていきます。
今回は持ち手を縫い付けではなく、カシメで取り付けるタイプにするので、カシメを打つための穴を開けていきます。
持ち手の両側とカバン本体の持ち手取付部位に穴を開けました。今回は、耐久性を考えてそれぞれ2個のカシメを打つことにしました。
次にバッグの側面を取り付けるための縫い目を開けていきます。
裏面を合わせ、一緒に穴を開けていきます。これを側面両側と底面を開けていきます。
これが側面に取り付ける革です。穴を開けていて気付いたのですが、端から3mmのところに縫い目の穴を開けていくので、この3mm分の長さが角の所で短くなるため、、横幅22cm、縦20cm、奥行12cmで全部で52cmの長さが必要だと思っていた革が実は52cmー1.2cm(3mm×4)=50.8cmで良かったことに気づきました。
でも、すでに持ち手の穴を開けてしまっているので、革を短くすることはできないので、角の所で何とか誤魔化すことにしました。多分、何とかなるかと・・・。ちょっと角の部分が膨らむイメージです。そのため、底面部分の中心だけ、しっかり合わせて縫い目を開けました。
インナーバッグと一緒に取り付ける革を縫うための縫い目も一緒に開けておきます。
バッグの口になる部分に縫い付けることになりますので、そこに縫い目を開けておきます。(写真撮り忘れました。)
バッグ状になってからでは、縫い目を開けるのが難しいので、あらかじめ開けておきます。
この部分を取り付けるための縫い目ですね。裏合わせでここも一緒に縫い目を開けておきます
持ち手を取り付ける。
持ち手も先に取り付けておきます。
後になってカシメを打つのは、専用の台やハンドプレス機を持っていれば後でも打てると思いますが、とらパパは持っていないので、先に付けておきます。
そのため、持ち手を付けてあってもバッグの口部分を縫えるように持ち手を取り付けるカシメの位置は考えてつけてあります。
側面の革を縫い付ける
レーシングポニーに挟んで、縫い始めましたが、最初の側面はそれでいいのですが、底面、その後の反対側の側面は挟んで縫うことができず、結局手で持ちながら縫うことになりました。今回はレーシングポニーの出番はあまりなしでした(持ち手の時はしっかり使えました!)
まずは片面だけ、取り付けたところです。角の所はちょっと見た目には違和感なくできていますね!
反対側の革も取り付けます。
これで、革部分のバッグは形になりました。
インナーバッグを取り付ける
インナーバッグを取り付けるために革を縫い付けます。
まずは位置決めするために、両面テープで貼りつけました。
その後、縫い目を開けて、縫い付けます。
両側つけると上の写真のようになります。今回はなんとなく、丸カンも取り付けてみました。特に必要性はなかったのですが、後であったらよかったと思うといけないので。
インナーバッグを革のバッグの中に入れて、口の部分を縫い付けます。
両側縫い付けたら、インナーバッグの取付できました。
側面がインナーバッグと一体化できてないので、ここは両面テープでくっつけます。縫ってもいいのですが、縫い目を開けるのが、この状態になってからは大変なので。
側面が一体化しました。
コバの処理をする
最後に、コバ部分をスポンジヤスリを使って少し滑らかにして、そのあとトコノールを塗布しました。
コバにトコノールを塗った後の写真です。少しコバが飴っぽく艶が出ます。
もう何回か塗布すると、もっと艶が出るかもしれませんが、今回はそれほど磨いていません。まあ、ゴルフ用だし。
完成
手提げバッグが完成しました。
大きさ的にもちょうどよく、見た目もシンプルで使いやすそうなバッグに出来上がりました。
今回は、初めてファスナーポケット付きのインナーバッグも取り付けて、作ったので、新しいこともいっぱいあってとても勉強になるバッグ制作となしました。
子供も欲しがっているので、時間があれば、子供用にもう一つ作ろうと思います!
インナーバッグがあったほうがバックとしてのクオリティは高いですが、なくてもバックとしては十分素敵に出来上がると思います。インナーバッグなしであれば、時間もそれほど掛からないし、お手軽に作れるバッグではないでしょうか?
ご興味ある方は、是非作ってみてください!!
![](https://tora-papa-diy.com/wp-content/uploads/2021/09/1632919263065-scaled-e1654180933571-160x90.jpg)
![](https://tora-papa-diy.com/wp-content/uploads/2023/03/1678112356031-scaled-e1678113712396-160x90.jpg)