ソファー ポケットコイルタイプのクッションを修理
ソファーのポケットコイルでできた座面を修理しましたーその1からの続きです。
その1では、ソファーの壊れたクッションを分解して、ポケットコイルの袋を作成するところまでご紹介しました。
7、ポケットコイルをまとめて一つの塊にする
8列のポケットコイルが完成したら、各列をボンドで接着して、一塊にします。
コイルの横の部分にボンドを塗ってくっつけます。真ん中あたりに1列全部ボンドを付けてコイルの列同士をくっつける感じです。
今回は木工用ボンドでは着くまで時間が掛かりすぎるので、Gボンドを使用しました。今回は沢山使用するので、大きいサイズを購入
各列をボンドで着けて一塊にしたら次に上面と下面に、不織布をつけます。
写真は上面に不織布をボンドで着けたところです。下面にも不織布を貼りつけます
8、ポケットコイルをウレタンの中に戻す
6でボンド固定したポケットコイルの塊をウレタンの中に戻します。
底面のウレタンが破れているので、破れているウレタンを元に戻し、新しいウレタンシートでふた押します。
これで、過度に沈み込むのを防ぐことができます。
9、ウレタンシートを縫い付けていく
ポケットコイルを戻したウレタンクッションの底面に新しいウレタンシートを乗せ、針と糸で縫い付けていきます。
底面に縫い付けるウレタンシートはウレタンの破片を圧縮形成したものを使用したので、縫うときに針を入れる場所に少し苦労しました。つなぎ目のところに針を入れると、ウレタンの破片が抜けてしまうことがあったので、注意が必要でした。ただ、再生品のウレタンの方が値段が安かったので、こちらを使用しました。
縫い目は荒くて問題ないです。裏面のウレタンが取れなければいいので。
10、完成したクッションを黒い不織布の袋に戻す
8で完成したクッションを黒い不織布に戻します。
底面にウレタンシートを追加している分、クッションが厚くなっているので、強引に黒い不織布に押し込んでいきます。クッションなので、押せば縮むので何とかなります。
接着剤を剥がした部分を接着してもよかったのですが、また、修理する可能性もあるので、不織布は接着しないでそのまま、クッションカバーに入れることにしました。
11、クッションカバーにクッションを入れる
クッションカバーに9で完成したクッションを入れます。
クッションが厚くなっているため、クッションカバーに入れるのが少し大変ですが、ここも気合で何とか入れます。
ポケットコイルクッションの修理完成です!!
修理した座面をソファーに取り付ける
修理したクッションをソファーに取り付けて座ってみました。
以前のクッションよりも少し弾力が増した感じがしました。あと、少し座面が高くなった感じがします。
コイルを入れる袋を縫うのと、コイルを入れるのにだいぶ手間取りましたが、何とか完成させることができました。新品の座り心地とまではいきませんが、できとしては大変満足です。
残りの壊れたクッションを修理する
全部で5個クッションがあります。
何個か修理しましたが、修理したものも再度壊れてきています。
破損がひどくで座り心地の悪いものから順番に修理していますが、全部修理するにはまだ時間が掛かりそうです。
まとめ
ポケットコイルのクッションの修理は難しくはなかったです。
不織布とミシンさえあればなんとか修理できると思います。
裏側のウレタンの代わりは布でも良かったかなと思いました。
修理すると、当たり前ですが、座り心地が全然違います!!
買い替えるにはちょっと予算が・・・という方、是非一度クッションの修理をしてみてください。
失敗しても、その時は買い替えればいいじゃないですか!それくらい、気楽な感じで修理をどうぞ。
自分で修理するのは面倒という方は、中のポケットコイルだけ売っているみたいなので、そちらを購入して交換してみてもいいのではないでしょうか?