毛糸を使ってゴルフクラブのヘッドカバーを自作する

DIY

毛糸を使ってゴルフクラブのヘッドカバーを自作しました。

今まで使っていた、ヘッドカバーが大分ボロボロになってきたので、ヘッドカバーを新しくすることにしました。

交換したいのは、ドライバー、3W、5W、7W、UTと5個。全部変えると、それなりの値段します。

何とか、安く済ませる方法は・・・と考えた結果、自分で作ればいいじゃない?

昔よくあった、毛糸のヘッドカバーなら自分で作れそう!と考え、軽い気持ちで制作することになりました。(後で知ったのですが、Amazonで毛糸タイプのヘッドカバーがセットで5000円弱で売ってました。これにすればよかった・・・。)


編み物の基礎を勉強する

編み物全くやったことなかったので、とりあえず、編み物の基本を勉強しました。

道具はとりあえず、100均で揃えました。

  • 編み棒
  • 毛糸(並太)

棒の太さとか、毛糸の太さとか、どんなのが必要かもよくわからないので、適当に選んで、まずは棒編みの基本をネットで調べて学習しました。

下記のサイト「手づくりタウン」を参考にしてました。

編み物 基本のき | 手づくりタウン|日本ヴォーグ社
かぎ針編み、棒針編みの初めてさんは、手づくりタウン「編み物 基本のき」をチェック!編み針の持ち方から、編みはじめ、とじ方、様々な編み目記号の編み方まで詳しく解説しています。

最初は表編み、裏編みって何とか、色々苦戦しましたが、1週間くらい練習していたら、なんとなく編めるようになってきたので、とりあえず、ヘッドカバーに挑戦してみました。

ヘッドカバーみたいに筒状になっているものは、二枚編んで両側を閉じて筒状にするか、最初から筒状で編んでいくかの2通りの手段があるみたいでした。

筒状に編んでいくには、両方とがった編み棒が4本以上必要になります。

こんな感じで3本の棒を使って輪を保持し、残りの1本と輪を保持している1本の編み棒の編み目を編んでいく感じになります。

最初、この写真見てもどういうこと?ってとらパパも思いましたが、やってみると、なるほどって思います。

棒編みは左手に持った棒の編み目右手に持っている棒に編みながら移していくので、左の編み目が全部、右の棒に移ると、左の棒がフリーになって、今度は続きの次の棒を左手に持って、先ほどフリーになった棒を今度は右手に持って編んでいくっていうのを繰り返していきます。

この編み方、棒が何本もあって、本当に面倒くさいです。

2本の編み棒がひもでつながっている、輪針なるものがあるので、そちらを使った方が筒状の物を編むのは編みやすいです。多分。

でも、ゴルフのヘッドカバーって細いので、それを編むための短い輪針ってあるのか?って思って結局買えずじまいでした。

というわけで、輪針は使わず、何本もの編み棒を駆使してヘッドカバーを編みました。

試作品 1号

サイズ感もわからなかったので、とりあえず作ってみた試作品です。

初めて作ったにしては、まあまあな出来だなと自分では思いましたが、今見ると、編み目がそろってなくて不格好だな・・・。

ヘッドカバーの下の部分から上に編んでいきますが、まず表編みを2段ほどしてその後27段、ゴム編みしてあります。

そのあと32段、表編みをしました。

試作品はヘッド部分が膨らんでいた方がクラブにフィットするのではないかと思って、ヘッドの所が膨らむように目を増やしてあるのですが、実際ハメてみたら、フェアウェイウッドにはブカブカで、頭のボンボンが垂れ下がる感じでみっともない状態になってしまいました。

また、編み始めの表編みしてあるところが、あまり伸びないので、ヘッドカバーを入れるときに広がりが悪く入れにくいと感じました。

改善点

  • シャフト部分のゴム編みのところは、最初の表編みが伸びないことを考慮する
  • ヘッド部分は大きくするとフィット感がなくなる

シャフト部分のところを少し広めにして、ヘッド部分と同じ目の数で編んでみることにしました。ゴム編みしてある分、シャフト部分は細く出来上がるので、それで見た目も良いのではないかと。

試作品 2号

試作品1号の改善点を考慮して、ゴム編みの部分と、表編みの部分は同じ目数で作ってみました。

試作品2号はクラブへのフィット感は悪くなかったのですが、毛糸を細い糸を使用したため、クラブにはめたら、クラブが透けてしまう感じになり、保護の機能があまりなさそうだったので、もう少し改善が必要でした。

 

改善点

  • 毛糸は並太がやはりGOOD

試作品 3号

  • ゴム編み 24目 51段
  • 表編み  24目 34段

同じ目数で編んでいきましたが、編み方の違いで表編みのところは膨らんでいるように見えます。

編んでいった最後は綴じ針を使ってぐるっと1週編み目に通して、ぎゅっと絞りました。

ボンボンは後付けです。

試作品3号は結構理想通りできたので、この作品を元に、他の番手のヘッドカバーも作っていくことにしました。

    

クラブに被せた状態の写真です。いいくらいのサイズ感です。

3Wに被せてあります

他のクラブのヘッドカバーも作成する

5W  24目、ゴム編み 47段、表編み 34段

7W  22目、ゴム編み 50段、表編み 34段

UT  18目、ゴム編み 46段、表編み 29段

クラブの長さとヘッドの大きさを考慮して 変えてみましたが、5Wはちょっと短くなったので、7Wを再度ゴム編みの長さを戻しました。

それぞれ色を少しずつ変えて、自分で取るときに、何番手かわかるようにしました。

何番かタグをつけようかとも思いましたが、セルフで回ることしかないので、自分がわかればいいかと。

左から 3W、5W、7W、UT です。

ドライバーのヘッドカバーの作成

ドライバーはヘッドが大きいので、どれくらいの目数で作ればいいのかよくわからず、とりあえず42目で作ってみました。(パパのDWはローグのサブゼロです)

  • ゴム編み 42目 62段
  • 表編み  42目 43段

    

結果、少し大きかったです。ゴム編みと表編みのつなぎ目のところがダブついている感じわかりますか?もう少しフィットするように作りたかったので、もう少し目数を減らした方がよかったのと、ヘッド部分の段数も減らした方が良かったなと感じました。

まとめ

毛糸でつくるゴルフクラブのヘッドカバーは作るのは難しくはなかったですが、作る時間は意外と掛かりました。

お手軽に、毛糸系のヘッドカバーをお探しの方は、Amazonで検索して購入した方が手っ取り早く、安価で購入できると思います。

オリジナリティーを出したいという方は、是非、自作に取り組んでみてください。

とらパパは単色の毛糸を使用しましたが、100均でも、いろんな種類の毛糸が販売されていて、自分好みの毛糸が見つかると思いますので、作ってみては如何でしょうか?

ドライバーのヘッドカバー再度作成しました。下の記事をお読みください。

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アイアンのカバーも作成したので興味のある方は下記の記事もお勧めです。

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夏用に帆布でヘッドカバー作ってみました。