OSB合板を使って引き出しを自作しました

DIY

OSB合板を使用して引き出しを自作しました。

我が家に、オーディオを置くための棚があるのですが、今は他のところにオーディオを移してしまたので、その棚に、ノートPCや消耗品等を置いていたのですが、埃がすごいのと、棚に置くだけでは、収納力が低かったので、引き出しを作って入れることにしました。

素材は、以前にホームセンターで見かけて、ずっと気になっていたOSB合板を使用してみました。

OSB合板は少し長めの木片を高温プレスして、接着剤で固めたもの。この作り方だと木片に無駄がなく、ゴミがあまり出ないので環境優しく、使っている接着材も4スターの物なので、室内に使っても人体に問題ない仕様になっています。

引き出しのサイズを考える

左の写真が実際のオーディオを置くための棚です。結構奥行きも、一段の高さもあります。

上と下のそれぞれの段に引き出しを作って入れようと思います。

上の段と下の段は少し高さが違うのですが、引き出しのサイズは同じにして、前板の大きさを変えることにしました。

高さ、幅、奥行の長さを決めます。

高さは引き出しを入れやすいように、1.5cm短くしました、横も少し隙間をあけるために、1cm短く、奥行は前板をつけることを考えて、1cm程短く。

材料の選定

板はOSB合板を今回使用することに決めているので、あとは、「板同士をどうやって接着するか」と「取手を何にするか」を決めます。

ネットでOSB合板のことを調べたら、板面はビス打ちしても大丈夫みたいですが、側面は割れやすいことが分かったので、ビス止めは諦め、釘と木工用ボンドで接着することにしました。

この時、釘はあくまで木工用ボンドがしっかり乾くまでの補助と考え、木工用ボンドでしっかり接着する必要があるそうです。

 

 

 

 

でも、手前の板だけ、開けるときに取手を引く関係で、力が大きくかかるので、ここだけ、ビスで補強することにしました。

釘は隠し釘を今回は使用することにしました。理由は使ってみたことがなかったので、一回使ってみたかったのと、底面に釘の頭があると、引き出しの出し入れで傷がつくのではないかと考えたためです。

取手は何でもよかったため、100均で探しました。

引き出しの組み立て

OSB合板は9mmの厚みの物を今回は購入しました。

カットはいつものように、ホームセンターでお願いしてカットしてもらいました。

カットを省くだけで、作業時間の大幅な短縮ができますし、ホームセンターでカットしてもらうと直線をきれいに切ってもらえます。家に丸鋸があればいいのですが、丸鋸は怖くてまだ、購入できません。手鋸で長い直線を切るのは難しいですよね!

引き出しの枠をまず作るのですが、木工用ボンドをつけて直角に固定して隠し釘を打つ必要があります。この時、直角のまま固定する必要があるのですが、今回は直角のアングルとクイックバークランプを使用しました。

これは使い方の例ですが、こんな感じで直角アングルとクランプを利用して固定します。

 

 

1コーナーにつき2か所アングルとクランプで固定して、3枚の板を組み、コの字に組んで隠し釘を打ちました。


木工制作ー仮組みの方法
木工制作において、角の固定をするために仮組みすることは、DIYでは多いと思います。クランプを使って仮組みする方法を、2種類紹介しております。コーナークランプを使い方法とクイックバークランプと直角アングルを使う方法です。

その後、木工用ボンドが乾いた頃合いに隠し釘の頭を飛ばします。

そして、もう一面の木材を今度はアングルとクランプで固定して、ボンド付け、隠し釘を打ちます。ボンドが乾いたら、隠し釘の頭を飛ばして引き出しの枠が完成です。

この後、底板を取り付けます。底板の取付も、木工用ボンドと隠し釘を用いて固定します。

前板を取り付ける側の所だけ、補強のため下穴をあけてビス止めしてあります。

引き出しの枠と底面が取り付けれたら、次に前板を取り付けます。前板は棚ぴったり収まるサイズに作成し取り付けました。その方が見栄えがいいので。

前板は木工用ボンドでつけて、クランプで固定しておきます。木工用ボンドが乾いたら、クランプを外し、取手を取るつける用の穴をドリルであけます。

そこの100均で買ってきた取手を取りつけます。

今回は、全部同じ色にするか、上下で色を変えるか迷いましたが、上下で色を変えることにしました。

これで引き出しは完成です。

下側の引き出しも同じように作成します。下の棚の方が少し高さが高いので、前板を棚の大きさに合わせて作ってあるので、引き出しが入った状態では上下とも前板がぴったり収まっているので、見た目もよく出来上がっていると思います。

前板だけ、焦げ茶に塗装してもいいですが、このナチュラルな色が気に入っているので、今回はこのままにしました。

最後に引き出しの角を紙やすりで少しならします。そのままでは、OSB合板の特性上細かい木の繊維が引っかかって、指を切ったりしそうなので、紙やすりで引っかかりがないようにならしました。

引き出しの出し入れで棚の棚板に傷がつかないように、引き出しの裏側の4辺に幅の広いセロテープを貼りました。それにより、滑りをよくする効果と、傷防止の両方の効果が得られます。

出来上がった引き出しの裏側です。テープが貼ってあるのは少し見難いですが、4辺に貼ってあります。

また、隠し釘を打った小さい穴が開いています。よく見ないとわからないですが。

まとめ

今回はOSB合板を使った引き出しの制作でしたが、思ったよりも簡単にできました。

やっぱり、木材カットはホームセンターでお願いすることで大幅な時間の短縮となるのでお勧めです。

OAB合板は側面が割れやすいということで、釘打ちで割れるのではないかと心配しましたが、割れることなく作ることができました。隠し釘も、打った場所がほぼわからないので、目立たせたくないところでの使用には大変向いていると思います。

OAB合板は切り口や表面が少しざらつき、ささくれ等あるので、ヤスリ掛けは必須だと思います。ヤスリ掛けをしても、切り口は引っかいたりしてしまいそうなので、あまり人に触れるところには側面が出ないような工夫が必要かもしれません。

しかし、味のある表情をした板なので、また使ってみたいと思いました。

今回の引き出しは大変満足のいく出来でした。

今回の体験が、誰かのお役に立てば幸いです。