牛ヌメ革で小さい財布を自作しました【レザークラフト】

DIY

牛ヌメ革で小さい財布を自作しました。

妻が、abrAsusの小さい財布を使用しているのですが、それをみた下の子に同じ財布が欲しいとおねだりされたため、同じような財布を自作すること。

abrAsusの「小さい財布」は子供に買ってあげるには少し高価なので、自作で何とかごまかします。

これが妻の財布です。




先日、合皮を使って作成したのですが、合皮自体に張りがなく、クタクタの財布になってしまったので、今回は牛ヌメ革を使用して作っていきたいと思います。

合皮で小さい財布を自作しました
合皮を使って小さい財布を自作しました。制作自体は難しくなかったですが、素材選びを失敗しました。使った合皮がやわらかすぎて、使い辛いものになってしましました。次は革を使ってもっといいものを制作してみたいです。

牛ヌメ革の財布パーツを切り出す

先日、合皮で作ったときのサイズ表を基に、各パーツを切り出していきます。

ペンで革の裏に下書きいて、カッターで切っていきます。

すべてのパーツを切り終わった状態です。

重なる部分の段差を少なくするために、漉く

革が何枚も重なるところは重なったところが厚くなるので、厚くなったら困るところを漉いていきます。

 

上の写真の斜線引いてあるところを漉いていきます。

漉くのに、先日購入した革包丁を使用しました。

【レザークラフト】 革包丁を購入しました
かねてより欲しかった、革包丁を購入しました。革を漉くのに、カッターや別たちよりも漉きやすいと思ったためです。綺麗に漉くには、しっかりと刃を研ぐ必要がありますが、しっかり研いだら、すごく綺麗に漉けました。買って良かった。

漉く前に、革砥を使用して刃先を整えて切れ味よくしてから使用しました。

漉いた後の革です。写真ではわかりにくいですが、斜線のマジックがなくなっているのはわかりと思います。

小銭入れ部分と表革をつなぐための部品をカシメ止めします。

元になっている財布の小銭入れ部分と表の革をつないでいる小さいパーツがあるのですが、それらがカシメ止めされているので、小銭れ部分を作る前に、カシメ止めをしておきます。

小銭入れ部分を縫う

小銭入れ部分を縫い付けます。

六花のポリエステル糸をネットで購入したので、そちらで縫いたかったのですが、まだ届いてなかったので今回は、手縫いロウ引き糸(細)を使用して縫いました。菱目3mm幅使用

カード入れ部分を表革に取り付けます

両面テープで仮止めして、菱目打ちをして縫い付けます。

縫い付ける前にスナップボタンを取り付けておきます。こちらはオス側。

この時、小銭入れ部分も一緒に縫い付けます

 

縫い付けた状態です。

今回は六花 ポリエステル糸を使用しました。使い勝手はとてもいい感じです。


六花(リュファ) ポリエステル糸を使ってみました。【レザークラフト】
六花(リュファ)のポリエステル糸0.5㎜を使ってみました。べたつきも少なく、断面も新円に近いので、縫い目も綺麗に仕上がりました。ロウ付き糸のべとつきに悩んでいる方にお勧めです。

小銭入れと表革をつなぐパーツを縫い付け、スナップボタンをつける

最後に小銭入れ部分に最初にカシメで取り付けたパーツと表革を縫い付け、スナップボタンの雌を取り付けて出来上がりです。

最後にコバをヤスリで整えて、トコノールを塗布して美感をアップしました。

まとめ

合皮で作ったときに比べて、牛ヌメ革は張りがあるので、だいぶ高級感がでたのと、使いやすくなったと思います。

前回、一度同じものを作成しているので、時間的にはトータル1時間半くらいでできたと思います。

このabrAsusの「小さい財布」はコンパクトで使い勝手がいいので、とてもおすすめです。

自分で作るのも良いですが、実際の製品の方が、革の厚みなど、しっかり吟味されているので、使いやすさは製品の方がやっぱり上だなと感じました。

気になる方は、是非購入してみてください。