和紙を使ったスマホカバーを作ってみた

DIY

和紙を使ったスマホカバーを作ってみた

奥さん用に新しいスマホを購入したので、スマホカバーを新たに自作することにしました。
今回購入したスマホは「AQUOS Sense4」です。
今までは、革で作ることが多かったので、今回は嗜好を変えて、和紙と布のスマホカバーを自作しました。
紙で芯を作り、その上に白い布を貼り、その上にさらに和紙のレース紙を貼りました。
出来上がりはとてもかわいく出来上がって、奥さんの評判も上々です。
難点は、和紙と布なので、水等の汚れに弱そうということです。
耐久性については後日アップできればと思います。

スマホカバーの作り方

スマホカバーはスマホケースと外側のカバーを接着して作成します。

そのため、スマホケースの制作、もしくは購入、外側のカバーの制作をしなけければいけません。

スマホケースを購入

AQUOS Sense4はスマホケースが付属ではないので、スマホケースを購入します。
スマホケースはAmazonで安いものを購入しました。どうせ、その上にカバーつけてしまうので、デザインとか関係ないので、個人的には安いもので問題ないと思います。

スマホケースを取り付けた状態のスマホのサイズを測る

スマホケースを購入したら、スマホをスマホケースに入れます。

スマホケースに入ったスマホの大きさを測定します。

測定するのは、縦の長さ、横の長さ、厚みです。もし、ウエスト等を測るようなテープ型のメジャーを持っていれば、1週ぐるっと回して外周を測っておくといいと思います。バネホックを打つ位置を考えるときに役に立ちます

測ったサイズを元に、型紙を作る

先ほど測ったサイズをを元に、型紙を制作します。

今回の型紙は、芯にも使用したかったので、コピー用紙を2枚糊付けして少ししっかり感を持たせて作成しました。

上の写真の形の型紙を作成しました

角は丸くカットします。

上下の大きさは、実際に測った長さよりも5mm程度大きくしました。あまり、ギリギリでも良くないですし、大きすぎても、携帯するのに邪魔になります。

左右の大きさはどれくらいにするか悩むところです。理論的には「ケースの横の長さ×2+厚み」でいいのですが、スマホカバーにはポケットと、スマホケースを張り付けるところも2重にするので、理論値よりも長めに設定しないと足りなくなってしまいます。

今回は1cm遊びとって型紙を作成しました。

「ケースの横の長さ×2+厚み+1cm」

このサイズ決定が、後にトラブルを生みます・・・。

AQUOS sense4はカメラホールが四角になっているので、切り抜きやすかったです。

留めるためのベルト部分も作ります。

スマホケースを張り付ける部分とポケットになる部分の型紙も作成します。

 

ポケットの部分は型紙の写真を撮り忘れたので、だいぶ工程が進んだ写真で代用です。今回はカードポケット少な目です。

型紙のサイズに布を切る

型紙ができたので、次は布を切ります。

大きさは、型紙よりも5mm程度大きくします。

その理由として、型紙に布を貼った後、はじを内側に折り曲げて貼るためです

型紙の上に布を貼る

上の写真のように、布を型紙に貼って、内側に折り込みました。

カメラホールのところは十字に切り込みを入れて内側に折り込んであります。

ポケットとスマホケースを貼る部分にも布を貼りつけます。

丸い角のところが少し苦労しましたが、何とか型紙に沿って折り込みしました。

今回は布を張り付けるのに、木工用ボンドを使用しています。

布を貼った型紙の大きさに和紙を切り取る

今後は和紙を切ります。

布を切ったときの要領と同じで、全体的に5mm程度大きくなうように切り取ります。

スマホケースをはり付けるところは、両面テープでスマホケースをはり付けるため、和紙をはってしまうと、取れやすくなるのではないかと思い、個々の部分は和紙を貼るのをやめました。

和紙を布の上に貼る

布を貼った時と同じ要領で貼っていきます。

この和紙はスティックのりを使用して貼りました。レースになっているので、木工用ボンドは塗りにくかったので、スティックのりを使用しています。

バネホックの穴をあける

この段階でバネホックの穴をハトメ抜き(7号 2.1mm)であけます。(赤丸のところです

ポケットを付けた後だと、表のカバーだけに穴をあけることは非常に、難しくなるのと、バネホックをつけるのも難しくなります。

穴をあける位置は端から1.5cm~2cmくらいのところが見た目にいいかと思います


バネホックを打つ

先ほど穴をあけたところに、バネホックの凸の方を打ちます。

凸の方の裏側を「足」、表側を「ダボ」というそうです。

「足」と「ダボ」でカバーを挟み、打ち台の上で、バネホック打ちを使用して打ち込みます。バネホックは専用の打ち棒が必要です。


ポケットをミシンで縫う

ポケットの入り口の所①とポケットの右側②のところは先にミシンで縫っておきます。

まず、ポケット下部分に張り付けるポケット部分の上側の①のところをミシンで縫います。

その後、①と②の部品の端を軽く糊付けし、②の右側をミシンで縫います

中に紙の入った状態でミシン縫いをしたことがなかったので、針がちゃんと刺さるのか不安でしたが、問題なく縫っていくことができました。

縫うと上の写真のようになります。これを外カバーの内側に貼りつけます。

型紙同士を貼り合わせる

それぞれの部品をボンドで仮止めします。ボンドは端のほうに少しつければOKです。

ミシンで縫う

赤い点線のところをミシンで縫います。端から2mmくらいのところを縫っていきます。右側にあるベルトの部分もつなげて縫っていきます

スマホケースに合わせてみる

カバーがほぼ完成に近づいたので、カバーの大きさが適切かスマホケースを合わせてみます。

サイズもしっかり測ったので、ばっちりだろうと思ったら、なんと5mmほど上部カバーが足りないという事態に

後は、ベルトにバネホック打って終わりだと思っていたので、この事態を受け入れるのに少し時間が掛かりました・・・。

さあ、どうするか考える

正直、ここまで作って、長さを変える方法は真ん中で切って伸ばすしか浮かびませんでした。ていうか、それしかない!

カバーの折曲がる部分をまっすぐ切断して、長さを伸ばすことにしました。

伸ばす長さは5mm程度なので、2cm幅のカバーと同じものを作成します。この部分は、ちょうど折曲がるところなので、中に紙の芯は入れないで、布と和紙のみで作成しました。

そして、切断したカバーと縫い合わせて何とかカバーの長さを伸ばしました。

長さを足してあることはしっかりとわかりますが、最初からそういうデザインだと言われれば、ミスって伸ばしたってわからないですよね?

ベルトのスナップボタンを打つ

カバーの長さはちょうどよくなったので、あとはベルト側にバネホックのバネ部分を取り付けます。

ベルト部分に、ハトメ抜き(15号 4.5mm)で穴をあけ、バネと頭で挟んでホック打ちで打ち付けます。


スマホケースを両面テープで固定

カメラホールを合わせて、スマホケースを両面テープで取り付けます。

両面テープは少し厚みのある物のほうが、経験上取れにくい気がします。

スマホをケースに入れてサイズの確認

サイズはジャストサイズになりました。

結構かわいらしく出来上がりました。

まとめ

和紙と布を使ったスマホカバーの制作は初めてでしたが、素敵な出来上がりになったと思います。

ただ、カバーの大きさを決めるときに、遊びを1cm取りましたが、もう少しとったほうがいいとわかりました。何回かスマホカバーは制作していますが、毎回この遊びの設定が難しく大きすぎたり、小さすぎたり難しいですね。

耐久性についてですが、使用2週間が経過した時点ではそれほど汚れた感じはありません。レース紙が破れることもないようです。今後も様子見てみます。

今回の記事がどなたかの作成の手助けになれば幸いです。

使用の経過報告

使用の経過報告です。1か月半使用しました。

 写真のようになってます。

奥さん使用しているのですが、キッチンで料理中にレシピを見たりするようで、キッチン台が濡れてるところに置いてしまったり、油が跳ねたりとこのような状況になってしまった様子。

水に濡れるのが、紙には一番ダメージだったかもしれません。

上部の紙のレースが破れてきているので、スマホカバーの作り直しが必要になりました。

今回のスマホカバーは耐久性がネックだとは思っていましたが、これほど早く破けてしまうとは・・・。

次はもっと丈夫なスマホカバーを作りたいと思います。