コレクション棚をDIYしました。

DIY

コレクション棚をDIYしました。

棚を作るに至った理由

リビングに飾ってあるフィギアが増えてきて、置くところに困ってきたので、棚を自分で作ることにしました。

今までは、アクリルの箱や、透明なプラスチックの箱などに入れて積み重ねていましたが、子供がワンピースの一番くじでフィギアを当てたことを期に、フィギアを入れて飾れる棚を自作しました。

我が家の窓には断熱のため、ハニカムシェードというシェードがついているのですが、フィギアが占領しているため、冬にシェードを下せないという状況の改善も一つあります。

棚の大きさを考える

我が家は窓のところに少し物を置くスペースがあります。これは、出窓とかではなく、家の構造上、壁の厚みが他の家よりも厚いため、普通の家よりも窓のところに置くスペースが広いって感じです。

奥行きが16cm程ありますが。シェードを下せるようにするためには、12.5cm以内の奥行で作る必要があります。少し余裕をみて12cmにしました。

幅は窓の幅ですが、リビングの窓は右側少しだけが引き戸になっていて、左の大部分はFIXになっているので、窓を開けれるように、FIX部分に棚を置けるように幅を考えました。

高さですが、ハニカムシェードがあるので、窓枠の高さまでにすると、ハニカムシェードが引っかかって、棚自体を入れられないので、シェードに当たらない高さにしました。

各、棚板の高さですが、一番くじフィギアを置くのに、20cm程必要だったので、真ん中に広いスペースを設け、下は小さいフィギアを飾るスペースとしました。一番上は残りの高さとなりました。

最終的に

横幅93.5cm 高さ75cm 奥行12cm の棚を作ることになりました。

材料の選定

今回の棚は、重いものを乗せる予定はなかったので、棚の強度はそれほど必要ではなかったため、ファルカタ集成材という板を使用しました。

ファルカタ材は軽くて、やわらかいのでこれくらいの棚にもちょうどいい素材だと思います。

今回はフィギアを飾る棚なので、埃が入らないように、前面に扉をつけようと思います。透明な扉をつけるのに、左右に開く観音開きの扉か、下からあける扉か悩みましたが、作成が簡単そうな下から上にあけるタイプにしました。

透明な扉の素材をどうするか?で結構悩みました。

候補となるのは、ホームセンターで手に入れられる、アクリルの板、塩ビの板の2種類だったのですが、それぞれ特徴があって、

アクリルの板 

  • 透明度が高い
  • 経年変色がほぼない
  • 硬いが割れやすい
  • 値段が高い

塩化ビニルの板

  • 透明度はアクリルに劣る
  • 経年劣化で黄色く変色する
  • やわらかい
  • 加工は比較的できる
  • 値段はアクリルの半分

アクリルの板が見た目はよく、透明度も高いので、良いかなと思たのですが、やはり値段が高いので、塩化ビニルの板にすることにしました。経年劣化で黄色くはなると思いますが、そんなにわからないだろうと思ったので。

また、扉のタイプを観音開きにしなかったのは、板の加工をするのに、切断するのと、穴をあけるのが大変そうだったので、なるべく簡単な方にしました。

材料の購入

ファルカタ集成材・・・ホームセンターで必要な数量を購入、何センチの板を買ったか忘れてしましました。買った集成材は必要なサイズに、ホームセンターのカットサービスを使ってカットしてもらいました。板をまっすぐ切るには、丸鋸が必要なのですが、丸鋸を持ってないので、ホームセンターのカットサービスを使ってカットしてもらっています。カットしてもらった方が、作業も楽ですし!

塩化ビニルの板・・・ホームセンターで購入。90cm×90cm×3mmの板を購入して90cm×75cmにカットサービスでカットしてもらいました。塩化ビニルの板をカットするには専用のカッターを購入すればできるみたいですが、これも作業の手間を省くために、カットをお願いしました。お店の方からは、少し端が欠けるかもしれませんがいいですか?と聞かれましたが、きれいに切っていただくことができました。

棚を結合するためのビス・・・以前に購入したスリムねじがあったのでそれを使用しました。

丁番・・・棚と扉を連結するために購入しました。最初は鉄かステンレスで考えていましたが、ホームセンターで見ていたら、なんとプラスチック製の丁番があったんです。そして、ねじも、透明なプラスチックの物がありました。そんなものがあるとは全く予想してなかったので、ちょっとテンション上がってしまいました。


マグネットキャッチ・・・扉があかないように、下側にマグネットキャッチをつけて固定するために購入。

養生用プラダン・・・奥様から棚の裏側も埃が入らないように蓋をして欲しいと要望を受けていたので、裏側をどうするか、検討した結果。プラスチックのダンボールを発見して、それの透明色がいいのではと考えていました。しかし、意外と値段が高いのです・・・。そしたら、ふと、養生するための資材がおいてあるところに、なんと透明のプラスチック段ボール様の板があるではないか!プラスチック段ボールに比べて厚みが薄く、強度も弱そうですが、棚の裏に貼るだけなので、強度など関係ない!そして、価格は半額以下。これはおすすめです。

棚の制作

棚の制作に必要な板は、ホームセンターでカットしてもらっているので、組み立てるだけなのですが、ビス打ちをする前に、下穴をあけます。

手触りをよくするために少し、ヤスリがけをしました。紙やすりを使用。どこまでかけるかは本人の好みによるとは思いますが、今回は飾る棚なので、ほとんど手に触れることもないので、本当に手に引っかかりがない程度です。

側面になる板にそれぞれの棚板が来るところに、下穴をあけていきます。下穴用のドリルビットをインパクトにつけて、下穴をあけました。下穴を板と垂直に開けるのは素人には結構難しく、私はドリルガイドを使用しています。ガイドを使用すると比較的垂直に開けれます。


下穴をあけ終わったら、ビス打ちするのですが、一人で棚板をしっかり垂直に合わせて保持してビス打ちをするのは大変難しいです。家族の誰かが手伝ってくれれば別ですが・・・。

そのため、コーナークランプという道具を購入してみました。


板を二枚、それぞれ固定して、角を手で持ってなくても、保持してくれる道具です。

使ってみた感想ですが、コーナーをぴったり合うように固定するのがとても難しかったです。使い方のコツみたいなものがあるのかもしれませんが、とらぱぱはここでとても手こずりました。

木工制作ー仮組みの方法
木工制作において、角の固定をするために仮組みすることは、DIYでは多いと思います。クランプを使って仮組みする方法を、2種類紹介しております。コーナークランプを使い方法とクイックバークランプと直角アングルを使う方法です。

今回はファルカタ材というやわらかい素材を使っていたので、インパクトレンチではビスが深く入りすぎてしまったので、インパクトしかお持ちでない方は要注意です。

ビス止めがなんとか終了し、棚の形は概ね完成です。

ここに、塩ビの板を扉代わりに取り付けるのですが、塩ビの板に丁番をつけるための穴をあけなければいけません。ネットで調べた感じ、インパクトのドリルビットで穴をあけようとすると割れてしまうことがあるみたいです。どうやら、削れて熱で溶けた塩ビのクズが、ドリルの溝に入って、余分な力が板に掛かり、割れるようなのです。

低速で穴をあければいいみたいで、100均で売っているピンバイスであけられることがわかりました。

実際に使ってみた感想ですが、少しずつですが、穴はきれいに開きますが、時間が掛かります。ピンバイスでも、塩ビのクズが溝にくっついてしまうと、穴がそれ以上開かなくなるので、溝のクズを取りながらすすめると、スムーズに開けれると思います。

丁番は左右に1個ずつ取り付けました。

最後にマグネットキャッチです。マグネットキャッチを取りつけるところにも塩ビ板に穴を一つあける必要があります。マグネット側をどこに取り付けるかによって、上手く、その位置に来るように調整して、穴をあけます。これが意外と難しく、ちょっとずれてしまいました。というのも、扉の塩ビ板自体がやわらかいので、計算上の位置と、実際の位置が少しずれることが主な原因です。取り付ける場合は十分に位置の選定は注意してください。

また、開けるためのつまみも一緒に買ってきたのですが、つまみの付属のねじが上手くマグネットキャッチと合わず、断念。家にあった「サイバイマン」のフィギアをつまみにして裏からビスで留めてあります。自分では、良い感じと思いましたが、家族からは不評です。

裏側は半透明の養生シートを取り付けました。取付方法は、ビス止めです。埃が入らないようにするだけなので、そんなにしっかりは留めてありません。数か所留めただけです。

棚が完成しました。

窓際に設置する

棚を設置してみました。

寸法は事前にしっかり測ってあったので、大きさはジャストサイズです!!

少しがたつきがあったので、接地面にフェルトを貼りました。

奥行が狭い分、前側に倒れてくる可能性があるので、シェードを少し下して、棚が前に倒れないように普段はしてあります。

まとめ

コレクション棚を作成したことで、たくさんのフィギアなどが飾れるようになって、スペースの有効活用ができました。

棚自体はホームセンターで材料のカットをお願いすれば、比較的時間もかからず作成できました。

塩ビの板に穴をあけたりするのに手こずりましたが、扉も何とか設置できました。

ただ、塩ビ板がやわらかいため、少したわむので、隙間なくしっかり蓋はできていません。そのため、埃がやはり入ってきます。でも、まったく何もないよりかは格段に、埃の入り具合は少ないと思います。

塩ビにしてよかったところもあります。それは、フィギアが意外と大きく、いろんなポーズをとっているため、12センチの幅に少し収まらないことがあり、ちょっとはみ出ることがありますが、たわむことで何とか収納できています。また、裏側の板もやわらかいので、それも寄与しています。

今ではたくさんのフィギアが飾られる棚となりましたので、作った甲斐がありました。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです。